キャレンの始まり物語
ゲームにはいろいろな楽しみ方がございますね。

2003年か2004年頃かと思うのですが、リネの世界の植生を突き止めようとなさっていたサイトをお見かけしたことがございます。
ハイネなどに咲いている花や生えている草木をそれぞれ切り取って、これは○○という植物ではないか、と紹介されておりましたが、途中で力尽きてしまわれたのでしょう、いつからか更新されないまま、そしてわたしもブックマークを失ってしまいまして、その後見ることはないままに。

もしあのサイトが現存していたら、沈黙の洞窟の村に生えている謎の植物たちはどのように紹介されていたのだろう、とダークエルフ実装時に考えていたのを思い出します。


さて皆さま、リネのストーリーをご存知でしょうか?

プレイヤーに直接関係のあるストーリーとしては、反王の圧政からアデンを取り戻すため、城を追われた君主とその仲間たちが血盟を創設し戦いを繰り広げる、というところから始まりました。
ただし昨年こちらのストーリーは、赤き騎士団によって無理やりの終焉を迎え、現在首都アデンはデポロジューがケン・ラウヘルから奪還し、ハイネ、ドワーフ要塞、ウィンダウッドは赤騎士団が所有することとなっております。
そこまでの間に、ケン・ラウヘルと手を組んだダークエルフの侵攻や、カヘルヤヒのアデンへの乱入、ドラゴンナイト・イリュージョニストの出現などなど様々なエピソードがあったわけですが。

その大元となるストーリーがアインハザードとグランカインによる世界の創生、巨人と神々、人間の台頭ということになります。

で、


などとつらつら書いて参りますと長文甚だしいことになりますので、興味をお持ちの方はあのクソ重たいパワーウィキをご覧になるか、老舗である「リネしながら見るページ」、またはとっても判りやすくまとめてくださっている「愛の愛活紹介 赤き騎士団と攻城戦(動画付き)」あたりをご覧いただければ、なかなか奥が深い世界であることがお判りになると思います。



その大いなる物語のほんの小さな一篇となりますキャレンの人生にも、勝手にストーリーを付けて楽しむのがわたしの遊び方です。

オーレン生れ象牙の塔育ち。
キャラクターをウィザードにした時点で、このように設定を付けておりました。

せっかくなのでこれに肉付けをしていきたいと常々思っているのですが、なかなか難しい。
お話作りが趣味というわけではなく、「勝手にそれなりに空想するのが好み」というだけですので、実際のストーリーと実際のプレイ内容にそこそこの整合性を持たせる、というところで細かい躓きを感じるわけです。




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オーレン地方、高地の小さな農村で生まれ育ったキャレン。
雪深く貧しい名もなき農村でしたが、ここでもケン・ラウヘルの圧政厳しく、父はギランへ出稼ぎに行き、残された母と兄弟姉妹、他血縁数家族でギリギリの暮らしを営んでおりました。

夏の終わり、とはいえかなりの寒さではあったと思われます。
前日に降った雪が昼の日差しに暖められ、少しパリパリとした感触を残しつつ表面が溶ける状態の雪を踏むのが面白く、幼いキャレンは母に手を引かれ、足もとだけを見て歩いておりました。

どこに向かっていたのか、特別の用があってのことではなかったでしょう。
下を向いていたキャレンの手を、母がいきなり強く握ったと思うとそのままキャレンを引き摺って雪に埋もれた下生えの陰に押し込みました。

下生えの陰、と思ったのもつかの間、声も出ないうちに積もった雪が滑り出して小さな雪崩を起こし、キャレンを巻き込んだままかなりの高さの崖から落ちてしまいました。

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特に大きな怪我が無かったのは、降り積もった雪がまだ柔らかかったことも幸いしたのでしょう。
しかし訳のわからない混乱と孤独と恐怖に、幼いキャレンは大声で泣き喚きました。
そんなキャレンをパトロール中の駐屯兵が見つけたのはこれまた不幸中の幸いでした。

駐屯兵の手によりキャレンは象牙の塔に託され、象牙の塔の魔術師によって育てられ教育を受けることとなりました。

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象牙の塔での修業は非常に厳しいものでした。
立ち居振る舞いから基礎学習、魔術の理論と実践。
そもそも農村育ちで特に教育も受けていなかった野生児キャレンには、冷たい大理石の床と音も無く歩く魔術師たちが無機質で無味乾燥に思え、日々を重ねる毎にイライラを募らせておりました。

さらにブラッドに「研究者の素質無し」の評価を付けられるにあたって、もうここに居場所はない、と、十数年の修業を自主的に打ち切って象牙の塔を抜け出し、一介の冒険者として歌う島へと向かったのでした。

オーレンの農村で暮らしていた頃のことはほとんど覚えてはおりません。

後日知ったのは、幼い頃のあの日、キャレンの村がエルモアゾンビに急襲されたこと。
ゾンビたちから村を守るために張られていた結界が壊れたのは、どこかの魔法使いが放った魔力の余波であったこと。
母の行方は杳として知れず、兄弟姉妹も無事逃げ延びたのかどうかわからないこと。
そしてまた、父の行方もわからないままとなってしまったこと。

時折、あの日最後に握られた手が暖かくそしてひどく痛かったこと、日光に照らされた雪がとても白かったことを思い出します。
それはこの手に取り戻したいような、二度と味わいたくないような、不思議な感触で今もキャレンの脳裏にたまに蘇って来るのです。


続く。

いえ、続きはプレイです。
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by kyaren | 2015-09-07 22:16 | リネ風景 | Comments(4)
Commented by Mochonma at 2015-09-09 20:49 x
キャレン誕生秘話・・・感動しました!

リネしながら見るページのストーリー解説はおもしろいですね!

最近、リネのストーリーについてまとめた記事(※URL参照)書いたので、
よければ読んでいただけば幸いです!

自分は、ハーディンの糞っぷりが大好きです。

それでは!
Commented by kyaren at 2015-09-09 23:34
Mochonma様!素晴らしいです。
リネのストーリーがとても判りやすくまとめられておりました。
この記事、記事内リンクで直接リンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
このストーリーを知っていればさらにオリムとハーディンクエが楽しくなるはず・・・!
しかしハーディンの糞っぷり、確かに相当なものですねw
Commented by Mochonma at 2015-09-10 01:39 x
直リンクOKです!
Commented by kyaren at 2015-09-10 09:52
ありがとうございます、早速リンクさせていただきました。
動画も見てみよう♥
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